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涼「なんで…そんな嘘つくんだよ」
裕「山ちゃん…??」
涼「なんで"いつまででも待ってる"なんて嘘言うんだよ!?」
裕「えっ…僕嘘なんて‥「じゃあなんで!!!…なんで悲しそうな顔すんだよ!!!!!」…ッ、」
俺の怒鳴り声で騒がしかった楽屋が急に静かになる
大「山田??どうした?」
大ちゃんの問い掛けも今の俺には届かない…
涼「ゆうとくんはいつも悲しそうに笑う…それを見る度に俺は胸が苦しくなるッ…!!」
裕「…」
涼「ゆうとくんの本当の笑顔が見たいのに…その笑顔を奪ったのは俺の所為で…」
裕「違っ‥」
涼「違わないよ…だけど俺は記憶を戻すことも…ゆうとくんの本当の笑顔を取り戻すこともできない…そんな自分が悔しくて‥憎くくて…でもゆうとくんは変わらず辛そうに笑ってて…ゆうとくんが悲しむ顔は見たくないのにッ…」
裕「ッ、」
涼「だから…ゆうとくんが俺に笑いかけたり、優しくしたりする度に‥毎回辛くて‥もどかしくて…そんな俺の気持ち‥ゆうとくん分かる??」
裕「それは…」
涼「わかんないよね…わかんないくせに‥俺に優しくしないでよ!!!!…ッ、」
大「山田!!!」
俺は楽屋を飛び出した
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