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涼「…大ちゃん」
突然俺以外の声が聞こえて
驚きながら声のする方を見やれば
大ちゃんがいた
大ちゃんはゆっくり俺の方に向かってきて
隣に腰を下ろした
大「気持ちは分からなくもないけど…あれはよくないんじゃない??」
涼「うん…」
大「裕翔だって辛い思いしてんだよ…この前・・今のお前みたいに裕翔も感情取り乱しちゃってさ…」
涼「えっ…」
大「まぁ…あれは俺の所為なんだけどな^^;」
涼「どういうこと??」
大「裕翔さ…山田がさっき言ってたように、いつも悲しそうな顔してるだろ??」
涼「うん」
大「だから俺が『無理してまで山田といなくてもいいんじゃない??』って言ったんだよ」
涼「…」
大「そしたらさ…『大ちゃんは僕に涼介に忘れられたままでいろって言うの??…大ちゃんはさ・・大切な人に忘れられた僕の気持ち…分からないでしょ??分からないくせにそんなこと言わないで!!』なんて言われてさ;;」
涼「ッ、」
ゆうとくんも同じように辛いよな…
なのに俺は…
大「山田・・悪いことしたって思ってんだろ??なら、裕翔にちゃんと謝って、早く思い出してやれ^^」
涼「おう!!大ちゃんありがと!!」
大「いや…親友として当然のことをしたまでだぃ!!」←
涼「クスッ・・なんだそれ」
ほんと、大ちゃんは最高の親友だよ…
それにしても…このやりとりがなんか懐かしい気がする
前にも同じように誰かとケンカして
大ちゃんとこうやって話したような…
大「なんか・・懐かしいな…ジュニア時代を思い出すよ・・」
涼「俺も・・なんか…ッ!!」
懐かしい気がする。
そう言おうとした瞬間
大「山田!!!」
涼「ッ・・ぁあ」
激しい頭痛が俺を襲った
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