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いくら冷静になれたとしても不安は完全に払拭できたわけじゃない―‥
病院へ向かう途中一緒になったちぃと病院の中に入る
院内に入った途端震え出す僕の身体
隣にいたちぃにも僕の震えは分かったらしく
僕の手を掴んで大丈夫‥
と何度も言ってくれた
でも、僕の耳には届かず
僕は一心に願った
涼介‥無事でいてッ…
「裕翔!!知念!!」
突然名前を呼ばれ
声のする方を見れば光くんがいた
光「裕翔!山田は無事だったぞ^^」
裕「…えっ」
光「ただ左腕の骨折だけで後は何ともないってよ!!」
裕「本当に…?」
光「あぁ‥ほんとだよ^^」
侑「良かったね!!裕翔くん」
そう言いながらちぃは僕の背中をさすってくれた
裕「…ッ、よかったぁ」
光「さっ、山田のとこ行こうぜ!!」
裕「うんッ!!」
ほんとに良かった…
僕は一安心して早く涼介に逢いたくなった
会ったら絶対涼介の馬鹿って言ってやるんだから
なんて考えながら…
この後、僕が悲劇の底に落ちることになるんて
誰も予想していなかった
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