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「おはよう、アリス。良く眠れましたか?」
廊下を全力疾走していると、突然声をかけられて急停止した。
声がした方を振り向くと、プリンセス・レベッカが優雅に微笑んでいた。
そう、この方こそ、私のお母様なのです。
お母様といっても、実の母親ではありません。
幼い頃、ひとりぼっちだった私を拾い、今まで育ててくれたんです。
本当の母親ではないにしろ、プリンセス・レベッカの正体がヴァンパイアであっても、大好きなお母様な事には代わりはないんです。
「おはようございます、お母様。寝坊しちゃって…ごめんなさい…。」
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