0・彼氏は上様

4/9
前へ
/54ページ
次へ
…と、いうことになっている。 響雅 「えっとぉー。まさかと思いますが、姉のヒトトナリはお聞き及びですよね?」 宗晃 「あぁ、知ってるよ。 天使の笑顔と悪魔のハラワタを持ってるとかだよね? 響雅のお姉さまなのだから、きっと可愛い系の天使の笑顔なんだろうね✨😃✨」 響雅 「…………😓」 さすがは17歳の若年にも関わらず、きちんと自分で政務を摂っている当代将軍。 大物過ぎるゼ…。と、響雅はホケーッとしかけたが、事は天下の一大事である。 再び気力を振り絞ってみる。 …既に響雅の気力はミイラ化直前。 響雅 「HAHAHAHA……」 振り絞っても、この程度しか出てこなかった。 宗晃 「あと、空より大きい度胸と海より深い策略で、 その毒舌は既に生物兵器と呼ばれていて、黒い舌、とも陰で呼ばれてるんだよね。 私にとっては、響雅の笑顔も生物兵器だけどね❤」 宗晃が甘いマスクを少し崩し、それこそ生物兵器並みの魅惑の微笑を浮かべながら、響雅を愛おしそうに見つめる。 響雅 「…………😢」 気分は成仏5秒前である。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加