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蓮「…もう少し話したいけどそろそろ時間なんだよね。」
香「ごめんね、遅くなって。」
蓮「いいよ、また後でね。」
恥ずかしいな…。
パパと一緒に歩くとか何年振り?
数えられない。
蓮が微笑みながら私を見ててそれも恥ずかしい。
神父さんの言葉が頭に入って来ない。
何か夢なんじゃないかと思う。
すごく長い夢。
目が覚めたら蓮と出会う前なんじゃないかな…。
それでもいい。
私は蓮とこうなれるようにいくらでも努力する。
また蓮を好きになる。
何回だって蓮を好きになって蓮にも好きになってもらう。
蓮「愛華。」
ベールを上げられて少し長めにキスされた。
蓮「愛華。」
愛「ん?」
蓮「須藤愛華。」
愛「へっ?」
蓮「これからそうなんだよ?って愛華が須藤なのは4月からなんだけど。」
愛「あっそっか…。」
苗字変わったんだよね。
私ホントに蓮と結婚したんだ。
蓮「愛してる。ずっと一緒にいよう。」
愛「うん。」
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