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俺達がアホな事をしていると呆れ顔のレナが俺達を追い抜いていく。
「はぁ……さっさと行くわよ?こんな所で立ち話もつまんないでしょ?」
「………」
はい…確かにその通りです。
レナはそう言ってスタスタと歩こうとしたが…
「んー?レナは気にならんのかの?ワシとウィルが出会った頃の話は?」
レムリアがレナの背中から抱きつき、レナの耳元で囁いた。
「ひゃっ!な…なんなのよもうっ……別に…気になんかならないわよ。」
そう言ってレナは眉を寄せる。
「ホ~ントかのう~?
…実はソワソワして仕方ないのではないかの?」
「!!…ッ~!」
レナが身体をビクッとさせた。…どうやらレムリアに耳を甘噛みされたようだ。
「こらっ!やめんか!このエロドラゴン!」
俺はレムリアの頭にチョップをいれて引き離した。
「むぅ~!ウィルはちょっとのスキンシップも許さんのかえ?」
「アホを言うな!どんなスキンシップなんだよ!」
「うーっ!ウィルが最近、ワシに構ってくれぬからじゃぞ?嫌ならばもっとワシに構ってほしいのじゃ!」
「……コイツは…」
(…ガキか!?)
俺は頭を抱えるのだった。
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