それは、ニート。

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「一つ質問がある。」 皿を洗う手を止めて、ソファで昼寝しかけの神様に聞いた。 「なんですかー。」 数秒して反応があったが、今にも寝てしまいそうな声だった。 本当に神様なんだろうか…。 「共同生活って、一体何して過ごせばいいんだ。」 神様はムクッと起き上がり、寝惚け眼で答えた。 「私は仕事と食事の時以外は寝てましたけど?」 神様ってそんなもんか…。 「それは、共同生活と呼べるのか?」 「あー…、怒られそうですね。」 誰にだろうか。敢えて聞かない事にした。 寝惚けてるし。 「かと言って学校もないし、てか人いないんだろ?」 「はい、人間はあなた一人だけですが…。」 が、なんだ? 「よんでくることは出来ます。」
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