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夏の風がやけに寒く感じる。
俺は布団から出て、窓をしめた。
カーテンをしめた。
「カーテンは閉めないで。」
唐突に聞こえたその声にドキッとした。
女の声。
部屋には独りのはず。
後ろを向くと、
そこには
同い年くらいの女の子がいた。
「だ…誰……?」
「私は」
「私は幽霊…。」
部屋の温度がグッと下がった。
気がした。
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