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はははと、高々に笑いだす由佳。
まるで狂ったかのように、笑う。
それに美由紀は恐怖を感じた。
「……そうだよ。私は、あなたに殺された。
自殺にまで追い込まれた。
ふふふ、心当たりがない?
そんなわけがない。
だって、昨日までやってたもんね。
…苛め」
そうだ。
美由紀と由佳は、決して友達という関係ではない。
由佳は、美由紀の苛めの対象だった。
毎日嘔吐するまで追い込まれ、体力も精神力も根こそぎ取られる。
自殺まで辿り着くのは、長くはなかった。
それは、美由紀が一番知っていた。
知っていて尚辞められなかった理由は、激しい優越感。
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