第二話

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「ウマソウナ人間ノ肉ダ」 「久シブリノゴチソウダ」 妖怪は閃の周りにたむろする ガッ 「俺が…なんだって?」 「ナゼ!?」 「さあな…なんでだろ?てか、お前ら喋れるのかよ…」 シュウウ… 「傷が回復していく… これが人外なるものの力。俺の能力、か…」 物語… 受け継がれる話… 「“玉座にはべる者”、天使メタトロン《Metatron》よ。神々の逸話に示されし力を我に…」 俺の力は神話の力 パァァ 背中には羽を 頭上には輪を 手には剣を 「物語を司る俺の力… 神の産物を具現化し、新たな物語を俺が作る」 キィィィン 剣を縦に振るとそこに空間の裂け目ができる 「大人しく幻想郷に帰れば許してやるぞ?」 「ニンゲンナンカニッ!」 バサァッ 一匹の若い妖怪が襲いかかるが羽を使って飛んで避ける 「…剣の扱い方は知らないけど…(ヒュン)体が動く!!」 閃に襲いかかった妖怪は細切れになった 「もういちど警告する。大人しく帰れ」 「クルルル…」 妖怪達は空間の裂け目に入り、幻想郷へ帰って行った
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