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「それで、どうしてこっちへ?結界があるからこっちには来れないはずなんだが…」
「橙さんと遊んでいたら紫さんが来て『暇だから隙間送りにするわ』とか意味不明なことを言われて、気がついたら落ちてました」
本当に意味不明だなw
「そうか…
ところで行くあてはあるのか?」
彼女…
舞は首を横に振る
「それじゃあ最後の質問だ。ここで…
暮らさないか?」
「…え?」
「行くあてもないし帰れないんだろ?女の子を野宿させるわけにもいかないし…
せめて今日は泊まってけ」
まぁ、すでに1日泊めたんだけどさ
「……いいんですか?」
「ああ。親は死んだから俺は一人暮らしだ。今はな…」
「今は?」
「二つ上の兄貴がいるんだけどな。親が経営していた会社の社長やってるんだよ。んでもってその会社が結構儲かってるんだよ。だから金の心配はなし。ってそんな話じゃなかったな?で、その兄貴は世界を転々としているからなかなか帰ってこないんだよ」
「それじゃあ…
私をもらってくれるんですか?///」
「ああ、もらってや…る?」
ちょっと待て
「それは婚約の話だろう!?いや、べつにずっと居てもかまわないけどさ」
「ふつつかものですがヨロシクオ願イシマス///」
「だから違うって!!そしてなんでカタコト?リアル緊張すな」
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