夢一話 琢磨の初恋

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宴会場に入るなり、橋本が大声で司会をしていた。ほとんどの人が聞いてないみたいだけど…橋本は楽しそうだった。 「琢磨じゃねぇかっ!!」 「佑樹…?おおっーっ!!久しぶりっ!!」 佑樹は幼馴染み…。しばらく連絡してなかったけど、元気そうで良かった。 「大遅刻だな!忙しいのか?」 「忙しいけど、今日は橋本の奴が開始時間を1時間遅く教えたんだよ。」 「は?案内状みたいのこなかったのか?」 「来たけど、その時は来るつもりなかったし…。」 「ぷっ!!案内状捨てたわけだ。琢磨らしいなっ!!」 ゲラゲラ笑いながら、席に着いた。俺たちのまわりにいた同級生たちが自然に会話に参加して、かなり楽しい時間を過ごした。 .
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