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雪乃 「では、乾杯しましょうか。」
青島 「よし!今日は懐かしい秘密基地に乾杯だ!」
全員 「乾杯!!」
すみれ 「話は聞かせてもらったわ。紀子さんだっけ?大変だったわね。」
池上 「……あなたは刑事なのに逮捕しなくていいの?」
すみれ 「私、紀子さんの気持ちわかるから。私も似たようなこと昔あったの。でもね、青島くんが守ってくれるって犯人に怒鳴ってくれたのよ。」
赤神 「ほぅ。青ちゃんにもやっと春か?」
すみれ 「ち、違うわよ!」
青島 「そ、そうさ違うよ!そういう赤べぇだって紀子ちゃんと」
池上 「ち、違うわよ!そんなんじゃないし!」
赤神 「そんなんじゃないのかよ~のりちゃ~ん。」
池上 「からかわないで!」
雪乃 「でも、すみれさんはそれで安心できたんですよね?」
すみれ 「まぁね。だからわかるの、紀子さんの気持ちが。」
池上 「……。」
すみれ 「だから、私たち湾岸署刑事部が守ってあげるわ。お家は港区?」
池上 「えぇ。」
雪乃 「それなら私たち担当ですね。」
すみれ 「よし。紀子さんの家の前に来るやつを捕まえれば全員ひっぱれそうね。そいつは何曜日にくるの?」
池上 「昨日来たから、たぶん警察が見回りしない月曜日と水曜日と金曜日。」
すみれ「なるほど。ってかなんで毎日見回りしないのよ!腹立つ!」
雪乃 「湾岸署のみんなにも協力してもらいましょうか。」
赤神 「みんなに言って平気なんですか?のりちゃんが先に捕まるってことは…。」
雪乃 「大丈夫ですよ。みんな青島さんの味方ですから。」
青島 「待ってよ。これは俺だけが関わった事件なんだ。すみれさん達には迷惑かけたくない!」
すみれ 「うるさいわね!みんな青島くんがいない湾岸署なんて湾岸署らしくないって言ってるの!だから大丈夫。私達仲間でしょ?」
雪乃 「青島さん。いままでお世話になった分返させて下さい。」
青島 「………2人とも…………本当にいいの?」
すみれ 「しつこいわよ。」
雪乃 「同じくです。」
青島 「ありがとう。」
赤神 「みなさん。本当にありがとうございます。」
池上 「青ちゃん、みなさん。ありがとうございます。」
すみれ 「すみれでいいわよ。」
雪乃 「私も、雪乃で大丈夫です。」
池上 「はい。よろしくお願いします。」
こうして、湾岸署刑事課にのみこのことが話された。
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