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(そうだよな……私も、疑いもしなかったもんな) そこまで考えて、あれ、と十和は思った。それから小首を傾げて、伶に尋ねた。 「本当は、男だったなら……お前、ホモ?」 「ちっ、違いますよっ!」 「そうだよな。じゃあ、この前のオレが好きって言ったのは、憧れとかそういうの?」 「……違います。そりゃあ、あんまりしつこいからあんな言い方になりましたけど」
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