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目の前で真っ赤になる伶に聞くと、そんな答えが返ってきた。先程も正体を明かす為とは言え、いきなり服を脱いだところを見ると、思いつめると大胆な行動を取るようだ。 (でも、何が違うんだ?) クラスメートが読んでいる本のように「男だから好きになった訳じゃない」とでも言うのか――そう思っていた十和は、次の瞬間、愕然とした。 「……だって、あなたは女の人ですよね?」
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