第三章

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――――舞の部屋 舞「…もう話したかな?なんか、気になるなぁ」 舞は、ベランダに出た。翔太の部屋の電気が点いてた。 舞「…呼び出したいけど、迷惑かな?でも…」 会いたいな…翔太に。 その時、翔太の部屋から人が出てきた。 翔太だった。 翔太「わっ!舞…!?」 舞「翔太…」 翔太「何、やってんだ?」 舞「う…うん。もう幸代ちゃんに話したか気になって…」 翔太「あぁ…まだ、幸代部活で帰ってきてねぇよ?」 舞「あ…そうなんだ。」 なんか、ホッとしたかも。 翔太「…ふ、今、良かったって思っただろ?」 舞「え!?」 エスパー!? 翔太「ま、幸代も負けず嫌いなとこもあるからな。」 翔太「今まで、俺を好きなんて全然気づかなかったからびっくりしたし(笑)」 舞「…」 翔太「舞?」 舞「…幸代ちゃんの話ばっかじゃん」 翔太「えっ」 舞「私、翔太を幸代ちゃんからとられたくないっていつも思ってたよ。」 翔太は、ちょっと驚いた顔をした。 舞「だけど…今は、翔太が私の事を好きだって言ってくれてすごく幸せなの。」 舞「でも…私さ、もっと翔太の近くにいたいの。もっと翔太を知りたいの。」
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