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幸代「だから、あの日から泣かないって決めてた。」
幸代は、涙が出てしまった。
翔太「幸代?」
幸代「それまで、支えてくれたのは、翔太だったんだよ。わたしを優しくしてくれて、救われた気持ちだった。翔太のそばにいると、安心するの。」
翔太「…幸代」
幸代「でも…嫌なんだよ。舞ちゃんの方に行っちゃうのは。寂しいよ。」
幸代は、気持ちが止まらず、翔太に抱きついた。
幸代「行かないで。ずっと、そばにいてよ。」
翔太は、何も言わず幸代から離れた。
翔太「ごめん…幸代の気持ちには、応えられない。」
幸代「えっ…翔太?」
翔太「俺は、今まで通り幸代とやっていきたい。幸代が、俺を必要としている事は、十分に分かった。」
翔太「でも…俺が好きなのは、舞なんだ。」
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