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――商店街前――
舞「…翔太ぁ~。」
舞「おっそいな!どこほっつき歩いてるんだろ?」
―――――――
―――――――――――
校門前
幸代「ふっ…うっ…っ」
冷たい雨の中、涙をこぼしながら幸代は泣いていた。
すると、幸代の頭から傘がかけられた。
翔太だった。
幸代「…っ」
翔太「…ったく、風邪ひくぞ」
幸代は、翔太の優しさで思わず翔太の胸の中に飛び込んだ。
幸代「うっ…しょ…う…たっ…っ…ふっ」
翔太は、黙ったままだった。
幸代「…私だけを…見て…っ」
翔太「…幸代…」
幸代「…まっ…舞ちゃんじゃくて…わたしだけを…ちゃんと見て」
翔太「…幸代」
幸代「好きだよ…翔太が」
幸代は、翔太の背中に腕を回した。
翔太「…バカだな…お前も。」
翔太は、幸代の頭に手を置いた。
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