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幸代「翔太…わたし」
翔太は、幸代から離れた。
翔太「ごめんな…幸代…俺は、舞が」
幸代「いやだよ!」
幸代「舞ちゃんより、翔太にはわたしといる方が幸せになれるよ!舞ちゃんより翔太を知ってるのは、私なんだよ!」
幸代「それなのに、どうして翔太は舞ちゃんの方ばっかり行っちゃうの?」
翔太「幸代…舞は、俺が初めて会った時から、ずっとガキの頃から好きだった女なんだ。だから、舞も俺の事好きだって分かった時、絶対守ってやらなきゃなんねえって思った。」
翔太「だから、幸代は俺なんかよりもっといい男がいると思うし」
幸代「翔太だけだよ…私だってずっと小さい頃から翔太を見てきたんだよ!」
幸代「ずっとこんなに好きなのに…」
―――――その時の舞は
舞「もう、遅すぎ!あれから、一時間も経ってるんですけど…電話してみよ」
(トルルッ、トルルッ)
――――――
(トルルッ、トルルッ)
翔太「…やべえ!」
(ピッ)
翔太「はい…わりぃ、舞!」
舞『もう遅い!一体どこほっつき歩いてんのよ!』
翔太「や…マジごめんって!今、すぐ行くから!じゃあな!」
幸代「…っ」
翔太「幸代…ごめんな…。まっすぐ家まで帰ってろよ」
翔太は、幸代に渡した予備の傘を広げて、幸代に渡した。
翔太「じゃあ、また話があったら家で聞いてやるから!気をつけて帰ろよな」
そう言うと、翔太は幸代の下へと走って行った。
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