第1章

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仕事に行っても       あの女の言葉が離れなかった。                      「最低」                                   村「亮ッ!」       『え?あッ』             不意に持ってたペットボトルを落とした。                村「どうしたん?今日。ずっとボ~ッとして」       安「らしくないで?」          『いや…なんもない』             そう言いながら落としたペットボトルを拾った。       村「なんかあったんならちゃんと言えや?」          『おん。ありがとう』                      こんくらい    相談って言えるもんやないやろ。          言ったら絶対       「亮らしくないなぁ~」       とか言われて終わるだけや。             せやから       自分の力で忘れよう。          そう考えた。      
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