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忠「どしたん?」
『お?』
仕事中大倉が急に聞いてきた。
忠「仕事にまったく頭回ってへんかったやろ」
『…‥』
忠「なんかあったん?」
『別に』
忠「…‥」
大倉はジッと俺を見て
忠「女やな」
『!』
大倉はかなり抜けてるけどそういうんはかなり勘鋭い。
俺は黙って頷いた。
忠「あんま深い仲やないなぁ」
『今日知り合ったというか…』
忠「気になるん?」
『まぁ…』
忠「連絡先は?」
『顔しか知らん』
忠「難しいな」
『…‥』
忠「会ったとこに行けば少しは何か分かるんとちゃうん?」
『初めて来たっぽかった』
忠「なら尚更やん。疲れて近くのホテルとかに泊まってるかもしれんやろ」
大倉はこういうのはホンマ強い。
俺は仕事終わってすぐその女に会ったとこへ行った。
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