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あの森に行ってはいけないよ
みんなは僕に言っていた
好いたあの子と結婚し
僕は幸せに暮らしてた
あの森に行ってはいけないよ
みんなは僕に言っていた
木を切りながら生活し
あの子の待ってる我が家に帰る
あの森に行ってはいけないよ
みんなは僕に言っていた
家に帰ったある日の晩に
子供が出来たと告げられた
あの森に行ってはいけないよ
みんなは僕に言っていた
幸せばかりの毎日に
僕はついつい油断した
あの森に行ってはいけないよ
誰かが僕にそう告げる
なんの気なしにあの森に
僕はとうとう踏み行った
あの森に行ってはいけないよ
誰かが僕にそう告げる
初めて入ったあの森で
僕はある木に目を止める
あの森に行ってはいけないよ
誰かが僕にそう告げる
その木になってた赤い実を
僕はこっそり口にした
あの森に行ってはいけないよ
誰かが僕にそう告げる
それから毎日あの森で
赤い実求めて彷徨った
あの森に行ってはいけないよ
誰かが僕にそう告げる
彷徨い続けて帰ったら
生まれた子供が泣いていた
あの森に行ってはいけないよ
誰かが僕にそう告げる
あの森に行ってはいけないと
僕は端から知っていた
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