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声に導かれるまま
辿り着いたその場所に
とても綺麗な人が居た
だけど彼は眠っていた
彼に何故か惹かれる
眠る 彼に歩み寄る
そっと肩に触れてみた
その時確かに声が聞こえた
“君は誰?
僕は此処に居る…”
視えるモノが全てじゃない
瞳 静かに綴じて
闇の中で見つけた
彼の心の扉
扉を開いたその時に
彼は待っていた
“ずっと待っていたんだ…”
ごめんね…
貴方はもう独りじゃない
外の世界じゃ孤独だとしても
貴方の心の中に居場所は在る
もしも全てが貴方を拒んだとしても
私の心の中に居場所は在る
光と闇の共存
互いに背中合わせだけど
光と闇の狭間で
互いに想い合おう
貴方の心の闇はとても深く冷たい
だけど私が光を照らすから
ほらね? これで大丈夫
貴方を照らす月になる
だから私の居場所になって
月は闇が無ければ見えない
互いに掛け替えの無い存在
貴方を私が優しく照らすから
貴方は私の存在を映して
互いが互いを必要としている
だから二人は導き合い
出逢ったんだ
貴方を愛している
永遠の愛を誓おう
貴方の傍に居るよ
ずっと心の中で…
“ねぇ…ずっと傍に居てね…”
声に応える様に
君に優しく口づけを…
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