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高校生活も二年がすぎ、ある程度自分の位置といぅモノが出来た。
位置…劣等生でろくに学校にも通わず、問題だらけの不良。
だから誰にも言えなかった。
いつも周りに誰かがいて、完璧な彼に惚れてしまったなんて。
綺麗で、だけれどもどこかいつも哀愁を漂わせて、つまらなさそぅな彼は、どぅして優等生なんかやっているんだろぅ。
『ユチョン!』
「…なに?」
俺の名前を呼んだのは、担任のジュンス。
どんな大人にも懐かなかった俺が、唯一心を許せる大人。
持ち前の明るさと無邪気さが好きだ。あとは、筋肉ムキムキやろーと熱血バカな、やっぱりどっちも無邪気な大人には懐いている。
俺と似たよぅな学生時代を過ごした人たちだから、俺の事を理解しよぅとしてくれる。
『放課後、シム君が掃除に来るよ。』
ニッコリ笑う彼は、確かに俺のこの気持ちに気付いている。
「…そんなの…頼んだのずっと前じゃん…。」
多分、気付かれたのはどっかの変な奴に絡まれてケンカして弱ってた時に言ったあの一言のせぃ。
『シムに…逢いたい…』
今までだって見てるだけだったから、逢いたいってのは可笑しかったかもしんない。
でも知ってたから。
あいつが俺のピアノを毎日聴きにきていた事…。

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