星がこぼれる

4/11
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
昔々。 可愛らしいお姫さまがいました。 お姫さまはお城の外へ出られず毎日退屈していました。 ある夜のことでした。 お姫さまがブロンズ色の髪に櫛をとおしていると、窓の外からひゅんひゅんと音がしてきました。 ひゅんひゅんひゅんひゅん。 不思議に思ったお姫さまは窓の外を見てみました。 すると空一面を綺麗な星々が埋め尽くしているではありませんか。 ひゅんひゅんひゅんひゅん。 星たちは音をたてて流れていきます。 「まぁ、綺麗」 お姫さまはうっとりとその光景を眺めていました。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!