星がこぼれる

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ひゅんひゅんひゅんひゅん。 お姫さまがうっとりと眺めていると、1つだけ赤い星があることに気づきました。 ひゅん。ひゅん。ひゅん。 赤い星はだんだんとお姫さまの方に近づいてきます。 ひゅん。ひゅん。ひゅん。 あまりの眩しさにお姫さまは思わず目を瞑ってしまいました。 「こんばんは」 急に声がしたのでお姫さまはびっくりしました。 恐る恐る目を開けるとそこには赤い服を着た王子さまがいました。 王子さまはもう一度言いました。 「こんばんは、姫。お迎えに上がりました」
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