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私はいつもこの言葉に惑わされるの
でも私は知ってる..
貴方は私に
愛していると言う言葉はくれないの
もっともっととねだる私を横目に
貴方は最低限の言葉しか
私には与えてくれない。
「ねぇ愛してるって言ってよ」
「あぁ。好きだよ」
「やだ、愛してるがいいっ」
駄々をこねる私を見て貴方はフッと笑った。
貴方は私の首の後ろを掴み引き寄せる。
私と貴方の唇が触れ合う、
「好きだよ。」
唇を離す時、貴方はそう言った。
「知らない。」
「拗ねんなよ?」
「拗ねてない」
「拗ねてるじゃん」
「拗ねてないっ」
意地をはって声を荒げる。
貴方は微笑んで私を見てるの。
こんな私を見ないで…
こんな嫉妬に狂った私を見ないで…
こんな醜い私を見ないで…
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