第3章

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あれから走り続けて何時間経ったんやろか? 日もすっかり顔を出し 嫌な感じに俺を照らしてる。 せやけどその明かりのお陰で視野は広がり わずかだが彼女の後ろ姿を見つけることが出来た。 俺はすぐそこへ駈け走り 彼女の肩を触れようとした その時やった。 「なんで来たの?」 後ろを振り向きもせず彼女は俺に聞いた。 「私…捨てたんだよ?すばるを」 『…‥』 「形だけだったんでしょ?私」 彼女は全部知っとった。       
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