第1章

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「今日も仕事…だよね?」 『おん』 「頑張ってね?」 『おん。行ってくるわ』 そうして俺は彼女に見送ってもらうねんけど 別に嬉しくともなんともない。 「あッすばる!」 『あ?』 「あの…‥さぁ」 『なんや。はよ言えや』 「…今日、何時に帰る?」 『知らん。遅かったら先寝ててえぇから』 「分かった」 なんか 今日の彼女はいつもと様子が違った。 先寝ててえぇからなんて言えば 「頑張って起きてる」 とか言うのに。 ちょっと疑問が残ったが 俺は何も言わず仕事へ行った。      
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