第1章

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今朝彼女に言った通り 仕事が少し延びてもうた。 寝てる言うてたから 俺は足音を立てないよう暗い部屋を歩いた。 でも なんか違和感を感じた。 音がまったくせぇへん。 聞こえていいはずの彼女の寝息も まったく聞こえなかった。 俺は手探りで電気のスイッチを押し 明かりがついたと共に 驚きを感じた。 彼女が 俺を捨てた。            
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