タイム･リミット

罪

手が震える。

時計を見る。

あと20秒…。

…10秒。

…５秒。

４…。

３…。

２…。

１…。

秒針が、12を越えた。

女は、大きく息をつく。

「あと…１日…」

つぶやくと同時に、脳裏にあの日の光景がよぎる。

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『金あるんでしょ？おねえさん』

『さっさと出した方が身のためよー？』

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