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名古屋に着くと、まず、私達は、名古屋城に向かった。
その後、名古屋港水族館、オアシス21と見て回った。
ジョニーは、結構、顔も良くハンサム。気さくで、話も面白く、名古屋は、昔住んでたことがあるとかで、詳しく、案内もしてくれた。しかし、結構、スキンシップが多く、肩を触ったり、手を触られたり、髪を触ったりと、それが、何だか、心地悪かった。
夕方になり、オアシス21内をショッピングして歩いていると、
松田さんの姿があった。彼は、女の子に声をかけて歩き、次第に、彼の回りに女の子が、あっというまに集まっていた。
すると、彼は、化粧品の実演販売を始めていた。
私達も、それを見ていた。やがて、実演が終わると、女の子達は、次から次と、その化粧品を買って行った。
女の子達がいなくなると、私達は、彼の所に集まった。
「これが、今朝言ってた、お父さんの仕事?」
私は、彼に話かけた。
「いや、これは、趣味っていうか…。そこに、うちの商品売ってたから…。」
と笑う彼。確かに、服装は、私服に変わっていた。
「ちょっと!いつまで仕事してんのよ!もう、終わりなんでしょ?飲みに行かない?」
恵梨は松田さんに言った。野田さんにも促され、松田さんを連れて、私達は、飲みに出掛けた。
松田さんは、バーに入ると、始めは、野田さんと話したりしていたが、次第に、私達から離れカウンター席に移っていた。さっきから、近くで飲んでいた女の子の傍に移り、楽しそうに話している。
「紗胡、さっきから、松田のことばかり観てる。紗胡もあーいうのが好きなの?」
と、ジョニー。その質問も耳に入らないくらい、松田さんのことが気になっていた。
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