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帰り道、まだ飲みたりないと、部屋で飲み直そうと、私と松田さんは、コンビニに立ち寄った。
二人とも、日本酒が飲みたいと意見が一致。
フロントで熱燗セットを借り、私達は部屋に戻った。
熱燗が出来上がると、彼は、露天風呂に浸かっていた。手招きする彼。彼に熱燗セットを渡すと、
「早く、こっち来なって。」
と、彼。私は、しぶしぶ、身体をタオルで厳重に包み、私も露天風呂に浸かった。
春の海風は、まだ、肌寒いが、満天の星空の下の海は、やはり、凄く綺麗だった。熱燗もまた美味しい。
そのうち、私は、逆上せ、具合悪くなり、先に上がった。
私は、着替え、リビングでくつろいでいると、後ろから彼に抱きしめられた。彼は、
「もう、着替えちゃったの~?あ~ぁ、もっと見ていたかったなぁ~、君の肌。」
そう言って、彼は、服の上から、指で私の乳首を撫でた。
「きゃッ!」
私は、顔を赤くし、胸を隠した。
彼は、私から離れ、お腹を抱え、床に転がり、大笑いしている。
膨れる私。
少しして、彼は、落ち着き、
「でも、そういうとこ、かわいいと思うよ。」
と、言った。
私は、
「でも良かった…。元気になって…。ずっとあのままなら、どうしようかと思った。」
と言うと、彼は、
「昨日のことは、忘れて。」
そう言って私の横に座った。
彼は私を見つめた。私も彼を見つめ返す。
彼は、私の唇にキスをした。
「…ごめん……。……飲もう…。」
彼は、販売機にビールを買いに出て行った。
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