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「仲間外れが、嫌だったんだよ……」
「?」
「鬼は外、だろ?」
「わっ!」
腕を引っ張られて起き上がった銀時の胸に突っ込む。
心臓の音がはっきり聞こえて、新八は一気に赤くなった。
「ぎぎ、銀さん!?」
「もう少しこのまま。いいだろ?」
響く心音は何時もより早くて、
触れる指が冷たくて、
身体だけじゃなく声までも震えていれば、
「……はい」
離れるなんて出来るはずがない。
結局朝までそのまま眠ってしまった新八は、すっかりいつも通りに戻った銀時ににやにやされながら飛び起きたのであった。
END
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