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…独り暮し
「っいしょぉ!」
重い段ボールを床に置き腰を下ろした。
あんなに広かった部屋は段ボールの山で埋め尽くされている。
「はぁー…重かった。」
私、鹿目朱璃亜(カナメシュリア)は今年から独り暮しを始める。
地元から離れた大学に見事合格し大都会の東京へとやって来た。
「色々不安だけど、やるしかないよねぇ…」
生活費はバイトして稼いで……節約もしないとなぁ。
ふぅ…と、無意識にため息を吐いた。
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