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二人は、ただぼーっと空を眺めて20分後―…。
竜が地面へと着地した。ウィードは駆け足で竜に近づいた。
「どうだった?」
竜の唸り声を必死に聞いて、やがてウィードはシルクの方へと駆け足で走って来た。
「シルクッ!分かったよ。ここの森は『呪いの森』だよッ!そして出口には毒系のモンスターが何匹か……しかも、全部Aランクのモンスターだよッ!!ど、どうしよう……ここに、ずっといてもいつかは、モンスターがやって来るッ!」
シルクは剣を鞘から2本抜き出した。
「なぁ、出口ってどの方角なんだ?」
ウィードはシルクを見た。
「シルク…も、もしかしてAランクのモンスターと戦うのッ!?」
「あぁ、じゃなきゃ出れねぇーだろ?」
シルクはフンッと笑った。
「俺が本気を出せば勝てるよ……Aランクだろうがザコはザコだ」
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