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ある日の帰り道
リコ「あっ、今日ジャンプの発売日じゃん。
けど、金無いしなぁ、買うの止めとこうかなぁ。
私も高校生だし、そろそろジャンプ卒業かなぁ。
いやいや、まだ私は現役だろ、あれは永遠の少年に送るマンガだし。
……あれ?私って少年ではないよな?
う~ん、どうするべきか……。
どうしょっか?千鶴」
チヅル「……あぁ、私も普天間基地は移設するべきだと思いますよ」
リコ「聞いてなかったでしょ!?
私の人生を左右する葛藤に耳を傾けてなかったでしょ!!」
チヅル「五月蠅いですよ、小一時間黙ってください」
リコ「はぁ……、千鶴って厳しいよねぇ……」
「え~ん、風船がぁ~」
リコ「あっ、ちびっ子が泣いてる」
チヅル「木に風船が引っかかったみたいですね」
「うぇ~ん……」
リコ「……あれはちょいと高すぎるなぁ。
さすがに届かないか」
チヅル「…………」
すぅー……
リコ「おっ?」
「あっ!ママー、風船が降りてきたよー!」
チヅル「……さて、ジャンプ買いに行きますか」
リコ「千鶴ってさー、実はとっても優しいよね」
チヅル「……五月蠅いですよ」
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