ともだち

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チヅル「ねぇねぇ、莉子」 リコ「んっ?千鶴から話しかけてくるなんて珍しいね、どうしたの?」 チヅル「私って超能力者じゃないですか? それについて、どうも思わないんですか?」 リコ「どう思うって……、例えば?」 チヅル「その……、気味悪がったりとか……。 やっぱり私って、普通じゃないし、嫌ったりはしませんか?」 リコ「まぁ……、普通じゃないだろうけど。 それって嫌う理由にはならないじゃん。 私は千鶴の優しいところとか好きだよ?いい友達だと思ってるし、嫌うわけないじゃん」 チヅル「……そうですか」 リコ「あっ、そういえば数学の課題あったよね?見せて!」 チヅル「確かに課題はやってますけど、見せませんよ。 代わりに懇切丁寧に教えてあげます」 リコ「えぇ~、やだ。 千鶴の教え方厳しいんだもん」 チヅル「何言ってるんですか。 私は優しいんです、親身になって手取り足取り教えてあげます」 リコ「うぅ……、千秋に頼めばよかった……」 チヅル「今日の私は機嫌がいいですから。 バッチリ教えてあげますよ」
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