ジャッジメントですの

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リコ「ねぇねぇ、千鶴。 テレポートしてみたい」 チヅル「……いきなりなんですか?」 リコ「憧れない?テレポート。 これさえできれば遅刻なんて絶対にしないし」 チヅル「テレポートの実現より生活習慣の改善を考えた方が有意義だと思います」 リコ「けど、千鶴は出来るんでしょ?テレポート」 チヅル「1mにつき1kmマラソン並の疲労感を伴えば可能です」 リコ「よし、私のためにこれから体力作りに励んでください!」 チヅル「あなたを今すぐ南極に飛ばすことなら躊躇わないんですけどねぇ」 リコ「嘘ですごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 チヅル「まったく……、テレポートなんて使えても仕方ないんですけどねぇ」 リコ「なんで?便利じゃん」 チヅル「使い道なんて限られてますよ? 例えば……」 リコ「例えば?」 チヅル「ピッチャーの時に球を消える魔球にしたりとか、鉄の針を敵の服に刺して捕捉したりとか、莉子の消しゴムをどこかに飛ばして隠したりとか」 リコ「うん、お前が犯人だったのかちょっと表出ろ」
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