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リコ「ねぇねぇ、千鶴。
なんか凄いことして」
チヅル「いよいよ頼みが漠然としてきましたね」
リコ「超能力者のくせに凄くない千鶴が悪い」
チヅル「超能力者に対する偏見を無くすいい機会じゃないですか」
リコ「けどさー、なんか凄いことしてくんないと盛り上がらないじゃん」
チヅル「平凡な日常を味わうのも、また風流だと思いますよ」
リコ「堕落した人生は送りたくないのー」
チヅル「なら、人に頼るんじゃなくて己を見直してください」
リコ「千鶴に頼った方が手っ取り早いもん。
つべこべ言わずに何かやれ~」
チヅル「そんないきなり言われてできるわけないでしょう」
リコ「じゃあさ、特技。
一発芸をやりなさい」
チヅル「もはや超能力関係ないでしょう」
リコ「通常を超えた能力は超能力。
なら、特技もまた能力のひとつ。
つまり凄い特技は超能力になるのだよ!!」
チヅル「かなり飛躍した理論ですね」
リコ「というわけで、特技ある?」
チヅル「特技ですか?特技……、あぁ」
リコ「なんかある?」
チヅル「魔界村をノーミスで全クリできますよ」
リコ「……なんか求めてたものと違う」
チヅル「凄いでしょ?」
リコ「凄いけど……」
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