未来予知

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リコ「テスト……、ヤバいなぁ……」 チヅル「日頃から勉強するという習慣をつければ、その悩みを解消することができますよ」 リコ「……そうだ、千鶴。 未来予知してよ! テストの答えを予言するのだ!!」 チヅル「嫌です。 未来予知なんてしたら私は1週間頭痛に悩まされることになります」 リコ「そんなにやらなくていいからさぁ。 1問か2問ぐらいでいいから」 チヅル「……はいはい、分かりましたよ。 それぐらいやっても意味ないでしょうけど」 リコ「さっすが千鶴、優しいなぁ」 チヅル「………………ア」 リコ「ア?」 チヅル「世界史のテストの問題の答え、アっていうのがあります」 リコ「……あんたサボってるでしょ」 チヅル「失敬な。 記号問題を全部アって書けば1点は取れますよ」 リコ「そんなことわざわざ未来見なくてもできるよ! なんで未来見といて当てずっぽうしなくちゃいけないの!?」 チヅル「しょうがないですねぇ、それじゃあもうひとつ未来を見てみますよ」 リコ「今度は真面目にね」 チヅル「………………見えた」 リコ「なになに?」 チヅル「数学のテストで赤点取って泣いてる莉子が見えました」 リコ「……嫌がらせ?嫌がらせでしょ?」 チヅル「こんな未来になりたくなかったら、勉強してください」 リコ「……あんた結局未来見てたの?」 チヅル「ノーコメントです」
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