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「イヴ姉さん危ない!」
私はその言葉を聞いて意識が戻った。
「なんであなたがこんなことをするの?」
私の前に立つ死神…彼に問う。
「なんのことだ?」
彼は首を傾げた。
私は彼の頬を手のひらで叩いた。すると骸骨の仮面が外れ、彼の素顔が確認できるようになる。
「…とぼけないでよ…セン。」
涙が頬を伝う。今回の騒動の元は彼…センの仕業だとわかった瞬間、私の中で何かが崩れ落ち、胸の底から悲しみが溢れ、涙が零れ落ちた。
「セン!」
彼の元に小さなドラゴンとトマト君が駆け寄ってきた。
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