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この世界の秩序
今から千年前、ヒトの力は栄華を極めていた、大陸は空をとびヒトは千に近い時を生きた、ヒトは力を与えてくれた神を慕い神もまたヒトを愛していたヒトは神の子だったから
ほかの何よりも愛されてたから、ヒトの力はどんどん進化していった、その歩みは留まることを知らず遂には親である神にまでたどり着くかと思われた。
だが…ヒトはヒトでしかなかったヒトは神にだけはなれなかった。それだけは神が赦さなかった、次第にヒトは神を恨むようになった、何故神の子である自分が神になれないのか…だからヒトは求めたもっと大きくて…もっと強くて神さえも凌駕する力を…そしてヒトは見つけ出した神の力の本質を神を神たらしめる摂理を神が神と呼ばれる理由を見つけ出し理解した、それは自分達が“子“の存在ほかならいと“子“あっての親であると、なら自分達も“子“を造ればいいそしてヒトは神になったんだ。
ヒトはその栄知を持って自分達と同じヒトを造りだす事に成功した、だがヒトの心は貧しいものでこの新たな兄弟を同じ家族として迎える事はなかった、この新たな兄弟はヒトへの労働力、臓器、快楽の提供者となるべく造られたのだ、そしてヒトはこの悲運な兄弟を皮肉を込めてこう呼んだ
“doll“と (人形)
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