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「そうか、助かるよ;」
「それじゃ次…」
「ちょっと待ちな」
「おお、妹紅(モコウ)じゃないか」
紫が次の場所へ行こうとした時、何処からか龍雅達を呼び止める声がした。慧音はその声の主の事を妹紅と呼んだ。
「慧音さん、この方は?」
「ああ、こいつは藤原(フジワラノ)妹紅さ。焼鳥屋をやっているんだ」
「あんたら外来人?」
「話に割り込んできたから話を聞いていたものだと思っていたのだけれど…;」
「あ、ああすまない;聞いてはいたんだがどうしても自分でも確認したくて;」
龍奈が妹紅がどんな人なのか尋ねると、慧音は妹紅の事を紹介し、焼鳥屋をやっていると教える。妹紅は龍雅と龍奈に外来人なのかと確認すると、霊夢は話を聞いていたんじゃないのかと言った。妹紅は自分でも確認したかったからつい聞いてしまったと答えた。
「そうみたいです;」
「ああ、記憶喪失だっけ?ま、外の世界の事を思い出すまでは幻想郷でゆっくりしているといいさ」
「はい♪」
「龍雅、龍奈。そろそろ次に行くわよ」
『はい』
「またな~」
妹紅は龍雅と龍奈に記憶が戻るまでゆっくりしていくと良いと言うと、龍奈が妹紅にお礼を言った。
紫が次に行くと言い、二人は返事をして紫達に着いていく。妹紅がまたなと見送った。
「で、次は何処に行きたいかしら?近い場所は命蓮寺(めいれんじ)か永遠亭(えいえんてい)だけれど」
「んー…龍奈はどっちがいい?」
「私は命蓮寺に行ってみたいな」
「じゃあ命蓮寺で」
「分かったわ、じゃあスキマを開くわよ」
((近いとか遠いとか最早関係ないような;))
紫が次の目的地を近い場所で永遠亭か命蓮寺にするのか龍雅と龍奈に尋ねると、龍雅は龍奈に聞き、龍奈は命蓮寺に行きたいと答えた。
紫はスキマを開くと先に言い、スキマを開く。龍雅達はスキマで移動するのに近い遠いが関係あるのかと疑問に思いながら、スキマに入っていった。
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