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「ほらほらぬえ、龍奈が恥ずかしがってるから離してあげなさい;」
「えー、もうちょっと抱いていたいー」
「我が儘言うな;」
「龍奈も別にこのままでも良いよね?」
「は、はい。恥ずかしいですけど大丈夫です」
「ね?」
霊夢がぬえに、龍奈から離れるように言うと、ぬえはもう少し抱いていたいと我が儘を言う。そしてぬえは龍奈に抱いていても良いかと確認すると、龍奈は恥ずかしいけど大丈夫だと答えた。
「龍奈、別に断っても良いのよ」
「あ、いえ…何か懐かしい気分になって…」
「龍奈ってもしかして小さい頃は今みたいに親に抱かれるのが好きだったのかな?」
「だったのかなって何で疑問形?」
「ああ、今から説明します」
紫が龍奈に、断っても良いと言うと、龍奈は抱かれていると懐かしい気分になるから断らなかったと返す。龍雅が龍奈は小さい頃親に抱かれるのが好きだったのかと推測をすると、ぬえは何故疑問形なのかと尋ねた。
龍雅はぬえ達に簡単に今の現状を説明した。
「そういう事ね。じゃあ記憶が甦るまで私がずっと龍奈を抱いていてあげる♪」
「いや、それは流石に;」
「だよね;…あ、そうだ二人とも。私の事はさん付けしなくても良いし、敬語を使わなくても良いよ」
「あ…うん、分かったよぬえ♪」
「ああ、龍奈は良い子だね♪」
龍雅が話し終えると、ぬえは龍奈の記憶が甦るまでずっと抱いていると言うと、龍奈は流石に断る。ぬえはがっくりとしたが、すぐに顔を上げ、龍雅と龍奈に敬語で話すのを辞めるように指示した。
龍奈が敬語で話すのを辞めると、ぬえは龍奈が可愛いと、頭を撫で始めた。
「あうう;」
「ぬえ、龍奈が顔真っ赤だよ;」
「あ~、ちょっとやり過ぎちゃった;じゃあ今度は龍雅を…」
「え、遠慮しておくよ;」
「龍雅さんと龍奈さん、ぬえとすぐに打ち解ける事が出来て良かったです♪」
「打ち解けてんのかあれ?;」
龍雅が龍奈の顔が真っ赤だとぬえに言うと、ぬえは龍奈から離れ、龍雅を抱こうとする。龍雅は即座に断り避ける。白蓮がその様子を見て打ち解けたようで良かったと言うと、霊夢が打ち解けているのかと疑問をぶつけた。
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