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「あ、あの…;離してあげて下さい;」
『でもメイド服…』
「駄目だこいつら…早くなんとかしないと…」
「べ、別に着せたいのなら自分で着ますけど;」
『本当!?』
龍雅は龍奈を離してもらおうとするが、レミリア達はメイド服を着せたいのにという目で龍雅を見た。霊夢は駄目だこいつらと呆れ果てていた。
その時、龍奈が突然メイド服を着せたいなら自分で着ると言った。レミリア達は目を輝かせながら本当かと尋ねた。
「は、はい…;自分で着る分には何も恥ずかしがる事もないので;」
「そう、じゃあ咲夜、龍奈にメイド服を持ってきて」
「着せたかった…」
「咲夜?;」
「あ、いえ!;ただいまお持ちします!;」
(本当に末期なのはあいつね;)
龍奈は自分から着る分には恥ずかしくないからと言うと、レミリアは咲夜にメイド服を持ってくるように指示する。が、咲夜は着せたかったと呟く。レミリアはどうしたという顔をしながら咲夜を呼ぶと、咲夜は何でもないと、メイド服を取りに向かった。
紫は咲夜が一番末期だと心の中で呟いた。
「お持ちしました」
「えっ、早くないですか!?」
「私の能力は時間を操れるの。だから時を止めて持ってきたわ」
「そうですか;」
「それじゃ更衣室に案内するわ」
「霊夢、咲夜だけじゃ不安だから着いていって」
「分かったわ」
咲夜はすぐに戻ってきて、龍雅が早くないかと驚く。咲夜は能力を使ったからだと言うと、龍雅は納得した。
咲夜は龍奈に更衣室に案内すると言って歩き出す。紫が咲夜だけでは龍奈が心配だと、霊夢に着いていくように言うと、霊夢も心配らしく、素直に頷いて龍奈と咲夜の後を着いていった。
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