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「それにしても、龍雅と龍奈って見分けつかない程似てるわね;」
「そうですか?;」
「うん、似てる;だから二人とも可愛いんだよね~♪」
「えっ;」
「ぬえ、龍雅は一応男の子なんだから可愛いって言っちゃ駄目よ」
(一応…か;)
レミリアは龍雅と龍奈が見分けがつかない程似ていると言うと、龍雅はそうなのかと言う。ぬえはそうだと言うと、二人とも可愛いとにこにこしながら言った。
龍雅はそれを聞き、多少複雑な気分になる。レミリアが龍雅は一応男の子だからそれは言うなと言うと、龍雅はますます複雑な気分になった。
「着替え終わりました~」
「可愛い…」
「あら、可愛いじゃな……って何鼻血出してんのよ咲夜;」
「あ、あまりにも可愛くてつい…」
(もう…手遅れだわこいつ;)
龍奈が着替え終わったと更衣室から出てくると、その後ろで咲夜が鼻血を出しながら帰ってくる。レミリアは何で鼻血出しているのか聞くと、咲夜は龍奈が可愛いからつい出てしまったと答える。レミリアはそれを聞いてもう手遅れだと心の中で呟いた。
「ところでレミリアさん、紅魔館には他に誰かいるんですか?」
「ええ、いるわよ…って龍奈、もうぬえに抱き着かれてても何も言わないのね;」
「何を言っても無駄だと思いますから、今のぬえには;」
「龍奈人形みたい~♪」
龍奈は紅魔館に他に誰かいないのかとレミリアに聞くと、レミリアはいると答えた後、ぬえに抱き着かれてても何も言わなくなったと言う。龍奈は何を言っても無駄だと思うと、諦めていた。
「他には妖精メイド達、図書館には小悪魔とパチュリー様がいるわ。後、地下にはお嬢様の妹様がいるわ」
「とりあえず、図書館の方に向かいましょう。フランに会うにはまだ早いわ」
「…?はあ」
「それじゃ案内するから着いてきてちょうだい」
咲夜が図書館に小悪魔とパチュリーと言う人物が、地下にはレミリアの妹がいると答える。レミリアは龍雅と龍奈に、妹に会うにはまだ早いと言った。二人は首を傾げたが気にしない事にし、レミリアが図書館へと案内した。
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