迷い込んだ兄妹

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「さ、着いたわ」 「ここが図書館…広いですね」 「あら、お客様?私はこの図書館の主、パチュリー・ノーレッジよ」 「私は小悪魔です」 「あ、僕は蘇王龍雅です」 「私は妹の蘇王龍奈です」 レミリアが図書館に着いたと言い、龍雅が広いと周りを見渡す。すると何処からかパチュリーが現れ、小悪魔とともに自己紹介をする。龍雅と龍奈も毎度の如く自己紹介を返す。 「じゃあここにはもう用はないから次行きましょうか」 「ちょっと、来るだけ来といてそれはないんじゃないの?」 「時間がないのよ。まだまだ案内しなきゃいけない所があるんだから」 「ふーん、まあ良いわ。暇になったらまたいつでも来てね、龍雅、龍奈」 「はい♪」 「しっかしパチェ、あんた龍奈の格好見て何とも思わなかったわね;」 「えっ、あの子の服ってあれが普段着なのかと…えっ?」 紫が用はなくなったから次に向かおうと言うと、パチュリーが来るだけ来といてそれはないのではないかとムッとする。紫は時間がないから仕方ないと言うと、パチュリーは納得し、龍雅と龍奈にいつでも来るように言った。 レミリアはパチュリーに龍奈の服装を見ても何も思わなかったなと言うと、パチュリーはあれが普段着ではないのかと、首を傾げた。 「違うわよ;良く見てみなさい、あれはうちのメイド服よ;」 「あっ…本当ですね」 「小悪魔も気付いてなかったのか;」 「何で着せてんのよ」 『可愛いかなと思ったからつい…』 「…何かぬえまで話に混じってきたんだけど;」 レミリアは事情を話し、パチュリーは何故着せたのかと尋ねると、レミリア達が可愛いと思ったからと声を合わせて答えた。パチュリーはぬえが話に加わってきた事に疑問を感じた。
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