迷い込んだ兄妹

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「まあ、そこは気にしない方向で」 「それより、私達は早く次の場所に向かいたいのだけれど…」 「ああ、引き止めて悪かったわね;」 「それじゃ行くわよ」 「紫、龍奈がまだ着替えてないわよ!;」 『あっ』 ぬえが気にするなと言うと、紫が早く次の場所に向かいたいと、少しムッとする。レミリアは引き止めて悪かったと言うと、紫はスキマを開こうとする。その時、霊夢が龍奈がまだ着替えてないと叫ぶと、全員その事を忘れていたと、口を開ける。 「龍雅と龍奈まで忘れてたのか;とりあえず龍奈、ちゃちゃっと着替えてきて;」 「は、はい;」 霊夢は龍奈に着替えに行くように言い、龍奈は更衣室へと向かった。 「着替えてきました~;」 「それじゃ今度こそ開くわよ」 「ええ」 「また来てちょうだい、龍雅、龍奈」 『はい♪』 龍奈が戻ってきて、紫がスキマを開いて良いか確認し、霊夢が良いと答える。レミリアは龍雅と龍奈にまた来るように言うと、二人は笑顔で返事をした。 その後、スキマが開き、龍雅達は次の場所へと向かった。 「さ、次は永遠亭よ」 「ここはどんな場所なんですか?」 「そうね、簡単に言えば薬屋かしら」 「薬屋…」 紫が永遠亭に着いたと言うと、龍雅がどんな場所なのか尋ねる。紫は薬屋だと言うと、龍雅は繰り返すように呟いた。 「ん?どうかしたの?」 「あ、いや…ただ興味を持っただけだよ、ぬえ」 「それは良い心掛けね」 「えーと…あなたは?」 「あら、いきなりで悪かったわ。私は八意永琳(ヤゴコロ エイリン)よ」 ぬえがどうかしたのかと首を傾げると、龍雅は興味を持っただけと答える。すると良い心掛けねと、女性の声がして、永遠亭の中から女性が出てきた。 龍雅は誰かと尋ねると、その女性は永琳だと名乗った。
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